[20250214]

江南市近郊よりフロントドア鈑金修理事例（スズキ・スペーシア）

▼　修理前

江南市よりスズキ・スペーシアの修理のご依頼です。

左フロントドアの損傷でドア内部のビーム（アウターパネルを支えている骨組み）まで変形が波及しているので、本来ならば交換レベルですが、歪、色ブレは気にしないと予算を抑えたいとのユーザー様のご希望で修正作業依頼となりました。

【修理内容】

左フロントドア・・・・・・・・・・・・鈑金修理

▼　左フロントドアに結構なヘコミ傷が出来てしまっています。

▼　ドアの傷は深く凹んでいました。ドア内部のビーム（アウターパネルを支えている骨組み）まで変形を起こしていましたが、予算の都合で修正作業での修理となります。

▼　ドアの凹み傷はサンディングで削って、凹みの酷い箇所にピンをスタッド溶接して専用の治具を用いて引き出して修正をかけます。

▼　引き出し作業が完了したらサンディングで削って表面をなめらかに仕上げます。
　その後にパテを盛り付け平滑に仕上げます。

▼　パテが乾燥すると塗装前の下地処理の為のサフェーサを塗布します。
サフェーサの効果は鈑金仕上げに使うパテが塗料を吸い込まない等にしっかりシールし、塗装面を滑らかにします。さらに防水・防錆の効果もあります。

▼　板金作業が完了してこれから塗装に入ります。
塗装面以外を塗料の飛散による汚れをするために専用のビニールシートなどでマスキングをします。
さらに脂分・ワックス分を専用の溶剤で落とす脱脂の作業と併せて塗料の食いつきを良くするための足付も行います。

▼　塗装専用ブースでの塗装作業になります。
塗装専用ブースは塗装の際にごみや埃の付着を防止できる空間になっています。
今回の塗装色はツールグリーンパールメタリック（色番号ZYS）となります。
ベテランの塗装職人により調色が行われ、塗装に際してはサフェーサが隠されていることを確認しながら、一度にべったり塗装せず数回に分けてベースカラーをスプレーガンで塗料を馴染ませていきます。
ベースカラーの次に透明なクリア塗装をします。クリアのベースと硬化剤を混ぜて塗装します。

▼　塗装が乾燥したらマスキングを取払い、数種類のバフとコンパウンドを使い分けポリッシャーをかけてピカピカに磨いて完成となります。

▼　あれほど酷かったドアの凹み傷も何事もなかったかのように綺麗に仕上げることが出来ました。

洗車と車内清掃を済ませます。納車時より綺麗な状態で引き渡しをします。

この度は、ご入庫頂き誠にありがとうございました！（＾人＾）感謝♪

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